イタズラ好きなあの子は天使のよう *戦国BASARA*
第2章 美しき銀の妖
戦場を駆け抜け、一太刀で斬り裂く銀色の髪を靡かせし忍…
ウツクシキギンノヨウーーー…
ーー。
「おかしい…」
首を捻って呟いたのは、武田につかえし忍・猿飛佐助
佐「俺様が…二人居る…?」
どうして佐助がこんな事を言うのかというと
少し時間を遡り、二時間前の事…
ーー。
幸「佐助ぇええ!!!!!!(怒)」
大声を上げて佐助の名を呼ぶ、甲斐の若き虎・真田幸村
佐「どうしたの、旦那?」
呼んで間もない間に佐助は幸村の元に降り立った
幸「佐助ぇ! よくも某の団子を食したな!!?」
佐「…はい?;」
ビシッと指を差してくる幸村に佐助は亜然とする
佐「ちょっと待ってよ旦那? 俺は旦那の団子なんて…」
幸「しらばくれるつもりか佐助!!? 白々しい!!!!(怒)」