第24章 慟哭と仲直り(どうこくとなかなおり)
寝る前も、起きてからも…
次は何を着せるかで仲良くわいわい談議しておりましたが…
起きて、未だ寝ている恵土を覗き込んだ折…
大きくなってる(十八歳になってる)ことに、驚きのあまりその場に崩れ落ちました
もう着せ替えが出来ない!!?――と
カナエが寝る前に飲ませた珠世の薬(回復増進薬)の影響でもある
長丁場になりそうということを見抜いた耀哉が珠世に依頼し、その日の内に作り送ってくれました
あと着せ替えの影響もあり
ずっとその日一日安静に出来ていたから
ちなみに一番最初に恵土へ着せた犬の着ぐるみ、それを提案したのは義勇です
採用された時も着た姿を見た時もホクホク顔でした(実弥と話している時)
実は…
しのぶと恵土が結婚式をした折
ささやかながら、艶と蒼榮も結婚式を挙げていたそうです
めちゃくちゃお祭り騒ぎとお祝いに包まれ、心底幸せそうに過ごしていたようです……
12月5日
恵土が起きると皆憔悴し切っており
朝ご飯の時でも、お通夜状態であった……
ので…
恵土「ちょっと怪我してくる←全力の良かれ
『やめて!!』はしっ!!←手で四方八方から服の裾や腕を掴む
全員で止めてこられるのでどうしたらいいか益々わからない恵土であった…
しかし…心の傷も身体に影響するのか……
胸が痛む…
と呟いた折…また小さくなってしまい、全ての着せ替えを終えるまでそれは続き……
嬉々としている柱に対し、恵土も嬉しそうに笑って過ごしており…
結局、完全に回復したのは……12月11日でした
その日、縫製係には山ほど柱達から注文が殺到して忙殺されており
それもこれも恵土さんからの仕返しだああああああああ!!と思い込んでいたゲスメガネでしたが
お館様からも注文が入り、好評に好評を重ねる結果となり…給与も上がったことにより……
後に仕返しやらなんやらは無くなることになったという……
感謝…//(ジーン)←両手を組む
とばかりに感慨と祈りに耽っていたとか……
カナエ「大きくなった姿のを撮るのもいいわねえ^^//
しのぶ「全年齢制覇行くわよ!!」メラメラ
『応(おう)っ!!』拳を上げる
その日――柱達の心は一つとなった
恵土「なんか目的とやることが入れ替わってるような…
ま、楽しそうだしいっか!」微笑
完治するまで楽しく過ごしたそうです…
