第6章 メリークリスマス

ハルトへ





ハルト…
手紙読む頃には
私、死んじゃったかな…
でもね、
ハルトのことずっと見てるよ
ハルトは、こんな私に話しかけてくれた
優しくしてくれた
凄く嬉しかったょ
はやく怪我治ってよね？
心配だょ
私ってちょっとなれなれしくって
迷惑かな…とか
思ってたりしたんだけど。。。。
でも
ハルトが笑ってくれた時
亜希は、幸せになれた
ハルトがくれたマフラー
亜希のためだったんだね
ハルトのつくったマフラーは
とってもあったかくって
亜希のお気に入りだょ☆
ハルトと
もう…
二度と会えないなんて
寂しくて
かなしくて
辛いよ
でもね、
亜希は、ずっとハルトを見てるよ?
だから
ハルトは、私の何倍も、
幸せになってよね
それが
私のお願いだょ
今までありがとう‼
生まれ変われたら仲良くしてよね？(笑)
ハルトが笑顔でいられますよーに
亜希





亜希…
涙が


とまらねぇよ
手紙には、俺の涙が

落ちたあと。。。。




くだらない話をしてたあの日

りんごのように赤くなる亜希の頬


月の光に照らされて輝いていた亜希の横顔

ニカッって笑ってこっちを向いてくれた亜希


亜希にもう会えないなんて…

悲しいのは、

俺の方で…

あの日にまた戻れたら…なんて

そんな事思ってしまうよ