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バニーガールの穴の奥

第15章 甘いスイートルーム




『それは私の個人の判断です、
貴方の…お知り合いなら…大丈夫だろうと。
その…、私の…私情には…なるのですが、
カノンに……店を辞めて欲しくないので…』

俺が…ユイと…上のVIPルームを
何度か利用しているが、俺が
ユイに本番を交渉しようとしないのが
ユイの中で評価されていた…みたいで。

「…で、ユイはカノンが円盤
してる理由は…その彼氏の為だって
言う事が言いたいんだよな…??
じゃあ…あれだな、ユイはカノンに
円盤をさせない様にして店に残したいし
カノンとそのホストの彼氏を別れさせたいと…。
加藤さんの方は…カノンに…
気がありそうな感じだけど…
カノンの方は…どうなんだ?」

要するにホストの彼氏から
加藤さんにカノンを略奪して欲しい
って言うのが…ユイのお願いみたいだが…。

「そんな顔…するなよ…ユイ。
俺から…は加藤さんには話しておくから」

俺と…ユイの…関係は…今だに
曖昧なままの…客と…バニーガールで。

こんな俺に得が…あるのかどうか
理の無さそうな話を…承諾してしまって。

「それよりも…良いのか…?ユイ…
お前は…俺に…借り…作る事になるぞ?」

『そっ…それは…ちゃんと…
何らかの形で…お礼はさせて…貰います…ッ』




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