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バニーガールの穴の奥

第2章 ラビットホール




「そう言えば…看板らしい看板が
この店にはないけど…店の名前ないの?」

『ありますよ』

グラスを拭いているユイが
そうこっちに返事を返して来た。

「あったの…?名前…」

『ええ、この店の名前は…
ラビットホールって言うんですよ?』

ラビットホール…直訳すれば
ウサギの穴…に入るって意味なんだろうが…。

『この店はウサギの巣穴なんです…、
入って…行きますか?ウサギの穴』

そう言ってユイがちらっと
店と奥を区切っている
カーテンに視線を向けた。

「入れるのか?奥…」

『入れますよ…今日は』

穴にはいつでも入れる訳じゃないらしい。
そして今日は穴に入れると言う。

『右か左か…好きな穴にどうぞ…』

そう言って店の奥を区切っている
カーテンの前に、左側に
金髪巻き髪のカノンが
右側には…地雷系女子オーラが
半端ない黒髪姫カットのヒメが立っていて。

どっちと…穴に入るのかと…
そいう言う意味なのだろう…。

俺が右と左を見て
どっちの穴か決めかねていると。

『じゃあ…お決まりにならないなら
そのまま真っすぐ奥にどうぞ…』

右か左の選択肢の他に
真っすぐと言う選択肢を与えられて。

最低でも1000円と言われて
その奥に何があるのか…??



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