第33章 👻⚡️3
蒼side(現在)
「あれからもう五年か、、、、」
マキが死んでから五年がたった。
その事件から三年後、憑从影との大きな抗争があった。
その時には、お姉ちゃんもハカも異能を解放してて、殲滅部隊にも所属していた。
でも、殲滅部隊はあっけなく負けてしまった。
お父さんやユウマなどを持ってしても負けてしまった。
あれから私は身内の囮影をすべて受け継いだ。
もちろん、ユウマの体にいた悪霊も。
だから私も百式が使えるようになった。
あのとき測ったことは間違えてなかった。
私は元からユウマと共同で囮影を持っていた。
でも先にユウマのほうが命が絶えたため、先にユウマが覚醒したのだ。
今でも尚、憑从影は人々の脳を狙っている。
殲滅部隊も残り少ない数だが活動している。
私もその一員だ。
憑从影にバレないように名前も姿も全部変えて、今も憑从影殲滅のために動いている。
もしも、この世界から憑从影が消えたら、幸せになれるのだろうか、普通の女の子でいられるだろうか。
私の呪いの代償は、自分の中の大切なものを奪われる。
すでに、家族や幼馴染を奪われているのに自分の力が強くなるたび、この呪いが発動する。
下手したら皆まで巻き込んでしまうかも知れない。
だから私は、皆を守るために、、、自分を守るために、、、、、、
戦い続ける。