第5章 こんにちは
ギュッ
(手を繋いでって、ライトキーパーで紳士で強いのに)
やはり
人間に憧れた妖精さんだな
感情も私達と同じ
✿✿✿
「はい、蒲公英酒にシードル」
「ありがとうございます!(これならフリンズさんも飲めるね!)」
じっ
「····」
「ディルックさん?」
「✿が飲むなんて初めて知ったよ、いつもは旅人と同じアップルサイダーじゃないか」
ギグゥ!
「あっ!これは··!」
じっ··じじじー···
「何か言えない事でもあるのかい?」
(あー!疑われとる!正直に言うしか··)
「そ、そうなんです!最近異国で出来た友達にプレゼントを渡そうと!」
ホッ··
「友達か(何か安心した)」
ボヤァ··
「友達··ですか」