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幻想科学物語

第7章 Z=6 医者と魔導士と科学者と






ルーチェがマスクと三角巾を2人分作りおえ、ついでに自分の分の新しいシャツを抜い終えた頃、カセキとゲンがメスみたいな物をもって現れた。


「千空、とりあえず言われた通りに作っちゃきたけど、こんなんでよかったかのう?」


「あぁ、正解だ、といいてぇが使うのはルーチェだ。これでできっか?」


「充分。カセキ殿の技術は素晴らしい。」


そういってカセキからナイフを受け取る。
そして、三角巾とマスクを二人共装着し、カセキとゲンに出ていくように指示を出して念の為結界をはりなおす。


メスを入れてネズミの身体を解剖していくと、そこには真っ赤な肺が現れた。
ルーチェは予想通り、と言わんばかりに冷静に見つめる。


「これは、ネズミに伝染してやがるな。」


「八割は肺炎で確定。問題は肺炎レンサ球菌か、結核菌か…」


「それはルリの容態見るしかねぇよ。とりあえず、死体処理と消毒だ。このマスクと三角巾燃やしてくる。」


「あ、まって。ピュリフィコ。」


そういって、ルーチェは千空に向けて手をかざすと千空の体はピンクの光に包まれるもすぐに光はきえた。
千空は、両手や自分の体をまじまじとみて異常がないかを確認する。


「今度はなにしやがった。」


「浄化魔導。白衣じゃないから感染防止。大抵の細菌は殺せる、はず。」


「くくっ、そりゃおありがてぇわ。そんじゃ、ここの殺菌も頼んだわ。」


そういって酒を取りに行くべく外に出ていった千空だった。



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