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あの日あなたに恋をした【怪獣8号:保科宗四郎】

第8章 告白


ランドリーにいると思って来てみたのだが、いつもの癖で女性用の方に来てしまった。


隊長の姿を見つけたのですぐに敬礼をする。

大丈夫だと言って、自分が座っているところの横をポンポンと叩いたので、失礼しますと言って横に座った。


「保科にカフカくんのことを知っているようだったと聞いたが、そうなのか?」


先輩のことを名前で呼んでいるのに驚いたが、今は勤務時間外だし、幼なじみだと聞いていたのを思い出し、その質問に答えた。

すると、すぐにその話題は終わり、宗四郎さんとの仲について聞かれてしまった。

だが、今のこの関係も隊長のおかげでもあると思い、そのまま話す。
宗四郎さんはまだ何も言ってなかったようだ。


「そうしろ…保科副隊長と結婚を前提に?付き合うようになりました…。」


恥ずかしくなってしまう。

婚約者だから、結婚を前提にでいいんだよね?


よかったなと笑ってくれて、私の前でも呼び易いようにしてくれて構わないと言ってくれた。


そして、何も持っていないので何をしに来たのか聞かれた為、間違えてしまったことを伝えたらふっと笑って、一緒に行こうと言ってくれた。

隊長と一緒なら男性用の方に行っても大丈夫だろう。
今の時間ならお風呂に入っている人もいなさそうだし。


少し前を歩く隊長の後に続いて、男性用のランドリーまで行き中に入る。


「隊長!どうしてここに…というか、またそないな格好で彷徨いて…風紀が乱れます。」


宗四郎さんが隊長に気付き声をかけると、近くにいた数人の男性隊員も気付き声をかける。


彼が隊長の服装を指摘していたが、確かにダメだとは思う…。
無駄のない筋肉に白くて肌触りが良さそうな四肢が、タンクトップとショートパンツから伸びている。


というか!またって、隊長のこんな格好を何度も見たことがあるんですか!?

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