第5章 二人でアオハル
「ふっ…んっ……っ」
「の…心臓のせいで…酸素たりねぇ。」
ドクドクと高鳴るの心臓は五条の胸で鳴っている。
あまりに心臓が鳴るものだから、五条は今までにないくらい、息を乱し、酸素を求めていた。
「はっ…どうする…?」
の下唇を甘噛みし、五条はナカの指の動きを止めた。
「ゲームで勝ったは今から、僕に命令して止めることも出来るけど?」
「やっ…」
は首を振った。
「悟さん…やめないで…、挿れてっ…」
「…。」
「指じゃなくて、悟さんので…お願いっ…」
「えー、どうしよっかな。」
「…っ」
指をぐちゅっと抜き、いつの間にか取り出した先っぽをの濡れた入り口に擦り付けた。
「僕にもちょーだい?」
「…?」
「僕にもを命令出来る権利。ちょーだい。」
どこまでも負けず嫌いな五条は、から賭け事での勝者への権利を自分も貰おうとしていた。
は何度も小さく頷いた。
「あげる…私の全部あげるから…っ」
その言葉を聞いた五条は、にまっと笑うとの膝裏を持ち上げ、拘束していたの手首に自分の手でぐっと押さえつけた。
呪術でも押さえつけられるが、自分での手首を掴む方が五条の好みだったらしい。
「いいね。」
「あっ…ぁあ…っ」
ぬちゅっとはいってくる、五条のソレ。
相変わらず太くて、は必死に酸素を取り込もうと、呼吸を繰り返した。
「あっつ…」
「ん…んぁ…」
「っ…」
「さ…とる…」
名前を呼び合い、ふと目が合った。
見つめ合いながら、ゆっくりと奥まではいっていく五条。
「…はいった。」
「ん…っ」
イク寸前だったは今にも達してしまいそうだった。