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【呪術廻戦/五条】嘘がつけない

第21章 もう一度貴方と(番外編3の3)


くたりと、ベッドに転がる。
対照的にうきうきと満足そうな五条。

「ね、次はどうしよっか。」


「えっ!?」

ゴムを片手に尋ねる五条に、は顔を上げ首を振った。
もう5回は五条は放ったはずだ。
自体は何度いかされたかわからない。

は少し泣きそうになった。

実際さっきまで泣きながらイッたばかりだ。


「そうやって、涙浮かべると余計興奮するけど?」
「もう、無理だよ…。」


「えー!僕たまってたんだけど!」
「…それを言われちゃうと……」

「うそうそ。仕方ない。明日にしよう。」
「(明日するんだ。)」


は安心したように、布団にぼふっと寝転がった。
その横に下着をつけた五条が座り、の頭を撫でた。


「ね、気になるからちょーーっと聞きたいんだけど、いい?」
「何?」

は布団から顔を上げ、目を逸らす五条に顔を向けた。


「エッチするの久しぶりっても言ってたじゃない?」
「うん。」

五条は、もごもごとしながらの髪の毛を指に絡めた。
どこか言い出しにくそうだ。

「えーーっと、いつぶりなの?」
「え?」


は首を傾げた。
そんなの五条とが最後だから、同じはずだ。
何をそんなことを聞くのだろうかと、は考えた。


「え?他の人とやったかどうかを聞いてるの?」
「他の人っていうか……宿儺と。」

「えっ!?ないよ!身体は虎杖くんだよ!?」


「ん。まぁ、そうなんだけど。」

五条は口元を押さえ、驚いて起き上がったとは目を合わせようとはしなかった。

五条はそれ以上聞こうとはしなかった。


いつかの夜。
と宿儺が口付けをかわし、が宿儺の肩に寄り添うように座っていたのを五条は見ていた。


だが、それをに言うつもりはなかった。
五条を忘れていた状態ののことを、責める気はない。


ただ、身体の関係は別だ。


五条はただそれを聞きたかった。


「よかった。」


宿儺とはそれ以上のことはしていないとわかった五条は、を引き寄せるとベッドに一緒に横になった。
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