Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜
第62章 女子会「四姉妹」の友情
女子会 「四姉妹」の友情
そこからは、お互いに遠慮がちだったのが綺麗さっぱり消えて、色々話し合ったの。
私は、智さんと仲良い兄妹になれそうな事。母への想い。父の事。父と智紗さんの事を『応援出来そう』と話たの。
「父と智さんと智紗さんに謝って、母の『ゆいか しあわせに』その想いに応える人生を歩みたい」
「結翔ちゃん。良い子ね。私と友達になってくれるかしら?」
「梨良さん。嬉しい。私こそ。私と友達になって下さいませんか?」
「「私も!」」
相変わらずシンクロ率高い未唯彩と楓未奈。
「うん。私達友達だね」
梨良さんが優しく微笑んでくれて。
「私達仲良し四姉妹だね」
そう言うと、未唯彩と楓未奈、梨良さんが
「「「「うん!」」」」
って微笑んでくれたの。
「可哀想に……」
梨良さんが、包帯の巻かれた未唯彩の左手首と、楓未奈の右手首をさすりながら泣いているの。
「ありがとう。梨良さん。泣いてくれたのは、梨良さんと結翔。そして相葉先生。両親との関係にケリを付ける決心が付いたよ」
「ありがとう。梨良さん。苦しい事から逃げないで両親と戦う事を決心させてくれて。梨良さんと結翔と。そして松本さんのおかげだよ」
ケリを付けるとか、戦う決心とか……まぁ、褒められたもんじゃない2人のご両親だからさ。
「言い方……まぁね。分かるけど。私も動けないでいた気持ちを溶かしてくれたのは、梨良さんと未唯彩と楓未奈。そして二宮さんのおかげだしね」
「ありがとう。は私よ。結翔ちゃんと未唯彩ちゃんと楓未奈ちゃんが力をくれたから。少し迷いがあったけど……智さんと……」