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Peridot 幸せの花咲かせましょ〜初恋と宝石Ⅶ〜

第56章 未唯彩と楓未奈と私は仲良し3姉妹だもんね



『楓未奈と私はずっと一緒だよ』

 未唯彩。

『未唯彩と楓未奈と私は仲良し3姉妹だもんね』

 結翔。

 2人だけが私の生きる意味だった。血の繋がった楓未奈以外で私の事を私として見てくれた人。松本さん。嬉しかったの。

『楓未奈ちゃんと未唯彩ちゃんは頑張ったよ。自分たちではもう……だから大人に任せて?』

 そう、未唯彩にも伝えてくれた松本さん。

 未唯彩と2人大号泣したの。
 −−−

「私と未唯彩『成人したもん。高校卒業したらさ、両親との決別を決行しよう!』そう 話し合ってたの」

「楓未奈ちゃん……」

 凄い辛そうな、悲しそうな表情で呟いた松本さん。


「そんな顔しないでください。松本さん。もう遅いかもしれない。多分……でも、未唯彩に『両親に言いたい事は全て言って、前に進む事にしよう?』って話してみます」

 
「うん。楓未奈ちゃんて可愛いらしかったんだな」

「どういう意味ですか?」


 怖い思いとは別に『大丈夫』そんな安心感が生まれた私。

「さぁね。まぁ、最初の印象がね?カズ並の?可愛げない女の子だったからさ。笑ってた方が可愛いなって事」


「な!松本さんだって!失礼極まりないないヤツ!だったじゃないですかっ!」

「アハハ」

 確かに。お互いに最初の印象は最悪だったもんね。


 こんな風に軽口を言い合える人。人間不信気味な私が、初めから松本さんには?だったよね不思議。


 ふと、思ったの。二宮さんと結翔。未唯彩と相葉先生。何か不思議な事が起こるんじゃないかって。

 両親との関係の変化と同時に、松本さんと。バカ。松本さんは子供を相手になんて……でも気になるんだもの……
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