第4章 君が気になる
は馬狼のクラスについて、名前を呼ぼうとするとなにやら馬狼はイライラしているようだった。
馬「お前のロッカー汚すぎんだろ。なんでまだ新学期始まって間もないのにそんな汚くできんだよ」
馬狼が我慢できずそう言ったのは、同じクラスの鹿野七海に対してであった。
鹿「え!?馬狼くん!アハハ、、恥ずかしい、、」
馬「恥ずかしいと思うなら綺麗にしろ。汚ねぇの見てるだけでイライラすんだよ」
「照英」
は二人の様子を少しうかがっていたがここで声をかけた。
二人とも声のするほう振り向いた。
鹿(あれがあの美人で有名な天羽さんか…確かに、ものすごい美人…照英って馬狼くんと仲良いのかな?)
初めての姿を見た鹿野はそんなことを思った。
馬「行くか」
馬狼がそう言うと潔、千切、國神もこちらへやってきた。
潔「馬狼も今から行くとこ?」
馬「あ?んだよお前ら…」
千「せっかくだから一緒に行こうよ。君も」
千切はに笑顔を向けた。
馬「なんでが飛び入り参加みてぇな言い方してんだ。俺は元々こいつと行くつもりだった。それを言うならこの俺だ」
「照英、そんな言い方しなくても…」
國「さん、もしかしてサッカー部マネ?」
「あ、うん、そうなの。みんなもサッカー部なんだよね?これからよろしくね」
潔「よろしく!」
千「よろしくな」
國「よろしく」
馬「ほら、いいからんなことやってねぇで、行くぞ」
馬狼はスタスタと歩いた。
「あ、待ってよ」
は馬狼を追って、3人はそんなを追って歩き出した。