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クイーンになるため【ブルーロック】

第9章 合宿


そのままの様子は元通りにならないまま合宿の日を迎えた。
部員たちは早朝に学校からバスに乗って遠征の地まで向かう。
そしてが学校につく前、誰がの隣を取るかという、争奪戦が行われていた。

國「よし、それじゃあバスに乗る席順を大まかに決めとこう」

数分後

國「はここでいいか。隣は…」

烏「俺やろ」

國「それじゃあ…」

玲「異議あり」

烏「チッ…」

玲「お前はデリカシーがないからダメだ」

烏「わがままがいつも通る思うたらあかんで?坊ちゃん」

玲「お前に金持ちの悩みなんてわからないだろ、凡人」

烏「なんやと?お前、やるんか?」

烏は好戦的な目をした。

玲「いいぞ。やっても」

玲王も売り言葉に買い言葉であった。

國「ストップだ。席決めごときでもめるなよ。行きと帰りで交代したらいいだろ」

喧嘩が勃発しそうな雰囲気であったが國神が止めた。
しかしここでもう一人厄介な人物が入ってきた。

馬「何勝手にそこで盛り上がってんだ。俺に決まってんだろ」

國「馬狼…」
國(マジかよ。ここでかよ。めっちゃめんどくせぇじゃん)

烏「何を言うてんねん。前言うたやろ。お前はお役御免やって」

玲「馬狼にの隣座る資格なんてねーよ」

國「だからお前ら…」

國神の制止する言葉を馬狼は遮った。

馬「ごちゃごちゃうるせぇんだよ。この俺様がそこっつったらそこなんだよ。」

馬狼の目はこれまでにないほど鋭くなった。

馬(やっと分かったんだ。ここで取られてたまるか)

烏「また自己中なことを…」

玲「いくらなんでも横暴すぎるんじゃ…」

3人が言い合いをし、國神が頭を抱えていると、がやってきた。

「おはよ」

は席決めなど気にもせず、既に着いているバスにさっさと乗り込み、一番前の席に座った。

馬、烏、玲「「「あぁ…」」」

するとそれに続いて凪があくびをしながらやってきた。

凪「おはよー。ふぁーあ…」

凪もと同様席決めの話には参加せず、バスに乗った。

凪「、おはよ」

「おはよう」

凪は挨拶すると当然のような顔での隣に座った。
もちろん凪は3人から非難轟轟であったが、國神、潔が落ち着かせた。
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