第6章 初期刀と新たなる刀剣男士
チュンチュン チュンチュン
雀の声で目が冷めた。
今は……6時か…。
昨夜は鶴さんもお部屋に来なかったし、ちゃんと寝れたのだろうか。
とりあえず起きて、着替えて顔洗って歯磨きして朝ご飯を作る…
その後に鶴さんの様子を見に行くかな。
布団の中でモゾモゾと動きながらこれからすることを頭の中で整理していく。
すると、ポンっと音が鳴ってこんのすけが現れた。
こん「審神者様!おはようございます!起きておられますか?」
『こんちゃん、おはよ〜。まだ完全に頭が起きれてないけど目は覚めてるよ〜』
こん「ではそのままでいいので、私のお話をお聞きください!ついでに話を聞きながら頭を起こしてください!」
『はーい、、』
こん「審神者様!!二度寝しないでくださいね!!」
『うん、』
こん「こちらの本丸の担当の政府の者からの伝言をお伝えします!」
『政府さん?なに〜?』
こん「《シエルちゃん、緊急といえば緊急なんだけど里親本丸に引き取って欲しい子がいるんだよ。詳しい話はこんのすけから聞くんだよ?伝えてるからね!それと緊急ではあるけど、ランクは低いから、こんのすけから話を聞いて、鶴丸とご飯を食べたら連絡してもらえると助かるよ!》とのことです!」
こん「審神者様、頭は起きましたか?」
『うん、引き取って欲しい子がいるって言葉が出た瞬間にバッチリ覚めた!!
それで、こんちゃんは政府さんから何て話を聞いたの?』
こん「はい!では説明しますね!今回こちらの本丸で引き取って欲しい刀剣男士は二振り!
脇差し、物吉貞宗と短刀、日向政宗です!」
『え、脇差しと短刀の二振りってかなり珍しいんじゃ…?
しかもその二振りって…』
こん「はい!里親本丸としては珍しいかと思います!
今回の二振りは今居る本丸の審神者が力を失いかけており、もうすぐ審神者としての力を無くします。
ですので、あちらの本丸の審神者からこちらの里親本丸で引き取ってもらえないかという相談を受け、ここの担当政府の者と相談の後、
昨日来たばかりではありますが、鶴丸国永とも上手くやれるのでは…という判断から審神者様に連絡を入れた次第にございます!」