第4章 私の37回目のお誕生日
水槽に何もいない…って感じに
なっている時間があったけど。
ビュッフェの品数も多くて、
味も水族館とかテーマ―パークって
言うよりはレストランのそっちに
近い感じのお味だったから。
いや、お値段もそっちよりの
お値段だったから…それで
損したなって感じはない感じで。
彼も、普通のこの水槽が見える側の
エリアとプレミアムシートの
差額は1000円だから、
目の前でオルカが見られるし。
ビュッフェだったから…、
ついついお腹いっぱいになるまで
食べてしまってたんだけど…。
レストランの前にある
スーベニアショップを見て。
そこでくじ引きが出来るみたいで。
くじの当たりの何等賞て言うので
貰えるオルカのぬいぐるみの
サイズが変わる感じ…になっていて。
『ショー見てからまた来ますか?
でないと持ったままウロウロする
感じになっちゃいますけどね…』
9月とは言えど…残暑は厳しいし
今も汗ばむ陽気ではあるから。
ぬいぐるみを抱いたままの移動は
確かに…ちょっと暑そうだ。
暑そうだけど欲しいなぁと…
しばらくオルカくじを見てたら。
『とりあえず、中…見てから
くじ…引きましょうか?巴』
スーベニアショップの中には
オリジナルのオルカの柄の
ネッククーラーが
すぐに使える状態で売っていて。
『今から、ショー観ますし
これ、色違いで買いませんか?』
「そうだね、何回も使えるし
今日も暑いし…、あってもいいかも…」
その他にも…神戸の定番のお土産が
オリジナルデザインの缶や
箱に入って売られている感じで。
ネッククーラーと…お菓子を
彼が購入していて。
ネッククーラーは今使いますと
その場でつける事になって。
入口のオルカくじを引いたんだけど、
くじ運がいい彼は2等賞で
大きなオルカを当てていて。
私は安定の4等賞で可愛い
ピンク色のオルカを貰って。
2階に移動すると、
オルカのソフトクリームとか
チュロスやフライドポテトとか
ショーを観ながら食べられる様な
スナックやドリンクを販売している
ポートダイナーがあって。
そこで……彼は…チュロスやら
フライドチキンやポップコーンと
ドリンクを買うと言っていて。