第1章 2024年8月30日~31日の話
『僕も…お色直しする事にしました。
その方が、あっちのドレスにも
こっちのドレスにも合いそうだったんで』
と…あっさりとカラードレスは決まって。
あ、あの青のドレスも試着させて貰って
彼が選んだブラウンのタキシードも
試着させて貰っていて。
今は…定番の白や黒よりも
若い新郎さんはブラウンやカーキーを
チョイスするんだそうで…。
自分の旦那さん…なのだけど、
ブラウンのタキシード姿の
港斗君は…イケメン過ぎる…イケメンで…。
あっちの…担当の人も、
ご主人凄い素敵ですねぇ~と
ニコニコで花婿さんになった
彼をこっちに見せに
連れて来てくれたんだけど。
サロンのスタッフの人が、
2ショットで数枚と、
それぞれの1人ずつでも写真を
数枚スマホで撮影をしてくれて。
もっと時間が掛かるかなって思ってたけど。
お昼は過ぎてしまってたけど、
予定してた時間よりも
早めにドレス選びは終わって。
8日が楽しみだねって
そんな話をしながら…。
御堂筋グランタワーから
歩いて15分ほどの場所にある
隠れ家的なお店の、御堂筋八幡町
ののかと言う和食のお店についた。
隠れ家的な落ち着いた雰囲気の
和食が頂けるお店なんだけど、
お値段もかなりリーズナブルで。
そのお店は…若者のエリアでもある
アメリカ村のひっそりと建っている。
こじんまり…が似合う感じで
お席も14席と言う規模のお店で。
彼が予約を入れてくれていたから
お座敷に案内をして貰った。
お値段もリーズナブルな感じで
ランチのメインの価格帯は800円前後。
彼はお店の人気メニューの
イカ焼きそばと唐揚げ定食。
私は鳥のタタキの定食を注文して。
お刺身が美味しいお店で有名だから
お刺身の盛り合わせも注文して。
お酒飲んで貰って良いですよって
彼がそう言てくれたから、
美味しく日本酒も飲ませて貰って。
ランチをした後は、また
15分歩いて駐車場に戻って来て。
車で大阪からまた、元来た道を
逆戻りして…兵庫に戻って来た。
御堂筋から20分程で、
尼崎になる和風のラブホテルの
ホテル尼乃美楽に到着した。
『話してた、あの部屋
…空いてますかね?』
「それは…行ってみないと……」