第12章 お母さん
「ガブリアスたちは!?」
「ガブリアスとフローゼルなら私の所にいるから安心して‥」
「そう‥どうして私がここに来たのかわからないけどそんなに警戒しないで‥って言っても無理よね‥私があなたから離れたんだもん」
「私‥お母さん‥との記憶ない‥悪いけど‥」
ノマは頷いた
「あなたが‥まだ3歳の時に私が家を出ていったの‥父のところへ行くために」
「その人って‥‥」
「ほら!写真とかあったでしょ?知らないの?」
「‥写真は探してみるよ‥それで‥お母さんのお父さんの名前って何?」
は恐る恐る聞いた
「ギベオンよ?どうしてそんなこと聞くの?」
は唇を噛み締めた
「リュウから時々あなたの写真頼んで送ってもらってたの」