第3章 理恵編
悠目線
悠「ふぁ〜」
理恵「おはよう悠君」
「あれ?夕方だからおそよう?」
悠「うっうわ〜」
「な、何でね、姉ちゃんがいるんだよ」
理恵「何でって悠君が寝てたから…」
それにしても膝枕はやばいでしょ…
目を開けたらいきなり姉ちゃんの顔だもんな…
あ、でも顔の前にはお山が2つ…何言ってんだよ俺は
悠「生徒会の仕事どうしたんだ?」
理恵「少し休憩のつもりで抜けてきた」
悠「ここにいた時間は?」
理恵「ん〜30分ぐらい?」
悠「仕事に戻れよ!」
理恵「悠君が気持ちよさそうに寝てたから」
「戻ろうにも戻れなかったんだよね」
悠「ご、ごめん」
理恵「大丈夫だよ」
「じゃあ戻るね?」
姉ちゃんが行ってしまう
姉ちゃんは本当に俺の事を考えて…
膝枕だって足が辛かったはずなのに…
悠「待って!」
理恵「ん?」クルッ
悠「今日一緒に帰ろうぜ?」
「俺待ってるから!」
理恵「うん!ありがとう!」
「よーし!悠君と帰るために頑張ってくるから!」
そう意気込んで姉ちゃんは行ってしまった
いつもの俺だったら1人で帰ったはずなのに…どうしたんだよ俺
悠「はぁ〜」
姉ちゃんを待つ1時間はいつもより長い気がした