第24章 ラッキーカラー
「なーに調べてんの?」
蜂楽が私のスマホを上から覗いてくる。
見られたかな……。
「なんでもない。」
「ふーん?俺には見せられないんだ?」
「女子には色々あるの。」
蜂楽にはまだ、なんとなく話したくない。
生理が来ないこと、大阪でのこと。
心がまだぐちゃぐちゃだから。
そんな冷めた眼しないでよ。
嫉妬されるようなものなんかじゃ、ないんだから。
大阪で挿入された、あの瞬間。
“もっともっと……奥まで入って来て……?”
私の理性とは相反して……
私の本能がそう言っていた。
急に入って来た蜂楽が、大きすぎて熱すぎて……
私を感じたあの一瞬で達したのが愛おしかった。
不安と葛藤をコントロール出来なくて……
そのイライラを隠すために素っ気なく接してる。
いつも通り振る舞って、誘いもしない優しさ……
それにもなんだか、ヤキモキしちゃって。
───本当に……弱くてごめんね、廻。