第8章 きいてみた ゲルさん
「···(変わらない)」
「〜♪」
花畑にいるのは余と✿だけ
この事は誰も知らない
ペルセポネも知らない余だけが植えた花畑
(✿は余が1番好きだと言っていた、心配する必要などはない)
だが····
『ヘラクレスお兄ちゃん』
『ポセイドンお兄ちゃん大好き』
(余も呼ばれたいと思ってしまうではないか···冥界の王たる者揺らいではいけぬ)
ちらっ
(さっきから深く考えてるな)
うーん···うーん··
「むむ··」
(冥界の事かな?奥さんかな?)
うーん!うーん···
「うむむむ···」
(眉間にシワ寄せてる、相当深刻な悩みなのかな?)
ぴこん
「むむ···あっ」