第12章 さわる ハデス
『✿に触れたいと思ってる』
そう話した後···
ずううぅん···
(✿が冥界に来なくなった)
ただ
触れたいと思った
余の手で優しく
『ーーー』
『ーーー』
その瞳で余を見て笑って
カトレアの中で
「ハデスさん、何故倒れてるんですか(冥王が倒れてる)」
「ブブか··コンタクトを落としたのだ···」
「···僕も探しますよ(まさかの)」
「いや、違う」
「ハデスさん?」
「最近✿が来なくてな···人類なのを忘れてしまうぐらい良く冥界の話をしていたから」
「最近✿は筋肉トレーニングに夢中らしいですよ」
?
「筋肉?」
「ゼウス様とかに聞いてる姿見ましたよ」