第9章 初めての感情。
心も身体も中也でいっぱいだった。
今日モヤモヤしてたことなんて、忘れてしまうくらいに。
『中也、大好き。』
「俺もだ、。」
ちゅ。っと触れるだけのキスをされる。
「すげぇ善かった。またやってくれるか?」
『うん、、、。』
今更になって恥ずかしくなった。
自分からするって云うなんて、、、。
中也の胸に顔を埋める。
「随分今日は積極的だなぁ?」
『だめ、、、?』
「んな訳ねぇだろ、最高の気分だぜ。」
もつれ込むように部屋に入った途端、中也から甘く激しいキスをされた。
その時ふと頭に思い浮かんだのだ。
姐さまから教わった女の極意を。
こんなの使うことなんてないだろうと思っていた。
まさか使う日が来るなんて、、、、。
中也のあんな顔見たの初めてだった。
気持ち善さそうにしてくれていた。
それが嬉しかった、、、。
私で感じてくれているのだから。
中也の鼓動が心地善かった。
「、ちゃーんと来週空けとけよ?」
『うん、ちゃんとお休み取ったよ。』
「楽しみにしとけよ?」
ニコッと笑い、頭を撫でてくれる中也。
来週は私の誕生日だ。
少し前から中也には必ず空けとけと云われていた。
ちゃんと休みも取った。
恋人になってから初めてのデェトでもある。
凄く楽しみだ、、、、。