I’ve been thinking about you.
第25章 幽霊話
ひそひそ
「聞いた?最近学校に幽霊が出る話」
ひそひそ
「え!?嘘でしょ?!」
ひそひそ
「それが出るんだよーー!夜中の廊下に現れる···」
✿✿✿
「なんか最近みんな騒いでるね」
「あれですよね!夜中に現れる幽霊」
「幽霊!?」
「私も話しか聞いてませんが··」
夜の時間
とある生徒が忍び込んで忘れ物を取りに来た
周りは静か
歩く音は自分のみ
無事忘れ物を自分の手に掴み直ぐ後ろを向いた時
『遅くまでお疲れ様』
いつ
誰が
いたか分からないぐらい近くで声かけられたの
生徒は一瞬びっくりしてすぐさま杖を構えたけど声の主はいなかった
「って話です!」
「いや怖いよ〜〜···」
「大丈夫ですよ!まだ誰も声の姿すら見てないですし!」