第7章 マニキュア セル坊(初)

そして更に月日は経ち

(あっ､リップ無くなったわ)

(ドゥウム様に頼まれたパンケーキの粉を買わなくては··)



ふたりは

再度再会した


(あの子に似合いそうなリップだな)

濃くもなく薄くもないピンク色

すっ
(再度会えた時お詫びとして渡そうか)


「ありがとうございました～～」

ｶｻｯ
(買ってしまった｡これはお詫びだ！お詫び！)

～♪
(また客···か)


(リップあるかな～～···)

これをなんと言えばよいのか

たっ
「あの··」

「はい··？あっ､貴方は···」

✿✿✿


すっ
「これを受け取ってくれませんか？話の途中で帰宅したのとマニキュアの件もありましてね···何かお詫び出来ないかと思って··リップを買いまして」