I’ve been thinking about you.
第2章 あぶらかたぶら
「すぅ··すぅ··」
「すぴー··」
ほっ
(良かった。良く寝れてる)
私は静かに部屋を出た
✿✿✿
「すみません。急遽実家に行かなきゃいけなくなり、はい。ありがとうございます(会社が優しくて良かった)」
カチャ
「···おはようございます」
ぴっ
「おはようございます。良く寝れました?えと、弟くん」
「フィンです··フィン·エイムズ」
「わは~··素敵な名前だね。フィンくん」
たたた。
ぎゅ。
「お母さん」
「ー!?(お母さん?!)はい。お母さんだよ」
ぎゅ~··
「施設。帰りたくない··です」
ぽん。ぽん。
「そう、嫌だったんだね。」
「僕達はお母さん達がいないって皆に馬鹿にされる、僕は弱いからいつも··」