第39章 31
神崎宅
お風呂上がり、服を着て頭を拭きながら脱衣所に置きっぱにしていたスマホに通知が来ているのに気づいた
なんだろ
着信が3件
メッセージ1件
全部千影ママから
[緊急事態!!
キッドが殺人犯の容疑者!
すぐに電話ちょうだい
千影より]
思わず目を見開き扉を思い切り開ける
そしてリビングでパパとビリヤードゲームをしている快斗の元へ走って行くが
途中でゲームのコードに足を引っ掛けてしまいソファに座っている快斗に飛び込んでしまった
「おわっ?!なんだ?!……つか怪我ねーか?」
あまりのすっ転び方で心配してくれる快斗
「ごめんなさい!受け止めてくれてありがとう。お陰で怪我はないです///」
恥ずかしくてそう言うと
「ゆり?!ちょっと大丈夫か?…って、あぁ。勝ってたのに」
そう言ってちょっとしょんぼりするパパ
コードが抜けて画面が消えてしまっていた
「ああっ!パパごめんね!!」
快斗の上から降りてパパの隣に座り優しく背中を撫でる
「うぅ。、、いいんだよ。ゆりが怪我ないなら」
「もうパパったら」
そう言ってママは私の反対に座りパパの背中を一緒に撫でる
「ゆり!!!」
「はい!!!」
突然大きな声を出して立ち上がる快斗に釣られて私も立ち上がる
そして転んだ時に投げ飛ばしてしまったスマホを快斗がキャッチしていたのかそれを渡されて自室に連れてかれる