All is Dream Box【春パワー全開】*短編集
第7章 さな/【テニプリ】3章 来訪者
「悪いけどもう殆ど食べちゃって二人に用意出来るものないんだけど。」
「その必要はねぇよ。こっちで用意してある。」
パチンと指を鳴らすと執事?みたいな人が用意したのは…なんと高級スイーツ。
「な…⁈」
「フン、言葉も出ねぇか。」
喉から手が出るほど欲しい代物ではあるが、数が少ない。
「でも、足りなくない?」
「誰が野郎の分まで用意するかよ。これは俺とお前の分だ。」
おいおい、せめて忍足君の分は用意しようよ。
「というわけで、場所も移動するぞ。」
「え、ちょっと…⁈」
腕を引かれて瞬間だった。
「ねぇ。」
そう声をかけたのは…我らがルーキーだった。