第3章 二宮財閥
「え?ニノって兄弟居たの?!」
櫻井くんが驚いて顔を上げた
って、それも初耳だし
「俺、ニノの事何にも知らないんだな…」
「相葉ちゃんには言いたくなかったんだと思うよ?
余計な心配掛けたくなかったんだと思うな…アレで結構気を使う子だから(笑)」
おーのくんは立ち上がって櫻井くんを自分の体から剥がすと(←笑)俺の隣に座った
「ニノにとっては相葉ちゃんと暮らしてる場所が我が家なんだよ
ニノの本当の家族は相葉ちゃんなんだ」
おーのくんの綺麗な手が、俺の両手をそっと包む
「僕もそうだから良く解るよ
家族ってさ、血の繋がりとか戸籍とか、そんな事じゃないんだよね…
心が繋がっているのが家族なんだって、思うよ
だから、ニノの家族は、相葉ちゃん、ただ一人だけなの」
「智くんっ!!///」
何故か感極まった顔で勢いよく立ち上がる櫻井くん
そのままおーのくんに突進して来て抱き潰した
「むふぅっ///」
「あぁ智くん素敵っ!ちょー感動っ!!(号泣)」
「んむぅ〜…くるちぃ///」
「俺も苦しい位愛してるよぉーーっ!!///」
「本当に、何時でも仲良しだねぇ(笑)」
俺は仲良しの二人を見ながら、何時もなら入るニノの可愛い(←?)突っ込みが無いのは
やっぱ物足りないなぁって、思った