第8章 ブレーメンの音楽隊〜それぞれの過去と向き合った今
フローラとベンジャミンは共通の悩みを話してくれたことがあった。
2人は閉鎖恐怖症で暗所恐怖症であることだ。
フローラは両親から英才教育を小さい時から教え込まれて心が病んでしまったことを話してくれた。
ベンジャミンは再婚した父親に気に入ってもらえずに心が病んでしまったことだ。そして2人の共通点は両親が毒親で暴力を受けたり暴言を吐かれたりしたといことだ。
そんな2人が暗闇から抜け出してこのバンドに入った理由は自分自身が変わりたかったからということだった。
そんな2人の話を聞いていくうちに僕にはある考えが浮かんだ。
みんな、それぞれの事情を抱えながら生きていると言うことだ。
これってブレーメンの音楽隊に似ているような?
そんな考えが僕には浮かんだ。そして、これからもメンバーの過去に探りを入れて少しでも前向きになれるように声をかけて行きたいと思った。