第22章 カチカチ股2
男の子に指摘された私は
傷口に手を添えると確かに怪我をしているようで
多少出血していますが擦り傷みたいです。
(ホッ…傷が浅くて良かったよ💦
パックリ開いてたらどうしようかと思った!)
1人胸を撫で下ろしていると…
?
「俺以上に怪我してんのに他人を優先する女か。
おもしれぇー、墨の奴、こんなに良い玩具捨てるなんてな
やっぱアイツは馬鹿だ。」
「え?…あの今…墨って……
墨くんを知ってるんですか!?」
?
「あったりめぇ—よ。
同じ木から出来た唯一無二の箱兄弟だからな。」
(同じ木から出来た唯一無二の箱兄弟……)
兄弟と言う割には容姿は全く似ていません。
"クイッ"
「!!」
男の子は私の顎を摘み上げます。