第3章 異次元へ飛ぶ
その時だった。
大空にユニコーンが飛んでる気がした。
←そんなわけない
(そうか…そうだったな!!
俺の命はぬらりひょん様にとうの昔に捧げたのだ。
今更惜しいことはない!!
占い?ご様子伺い??
俺の柄か!?…答えは否だ!!!
嘘を伝え喜ばせたところで素直に攫われてくれる
保障もない!!女を無理矢理引き込むぞ!
奴は必ず追ってくるからな!!」
今の気持ちに微塵の恐怖もない。
ただぬらりひょん様に預けた自らの命の
使いどきを悟ったからだ。
"バスッ!"
「!!」
俺は女の手首を掴み、
全速力で走りはじめた。
「おっ、お婆さん!!?💦
すごい💦凄く機敏💦凄く足が動くのね💦」
B
「そうだよー、プールで毎日歩いてるからねぇ!!」
(この女は馬鹿か。
まだ老婆だと勘違いをしている。
コトリバコは賢いのに少々釣り合わんな!)