第20章 白と黒
「そう言えば白さん。
あと1つだけ手に入れてないアイテムがあるって
言ってましたよね?
何を手に入れて無いんですか??」
ただ無言で歩くのもなんだか辛いので
必死に話す内容を考えて繰り出します。
白
「良い質問ですね。
他人のアイテムの入手事情を知りたい欲は
表に出した方が卑らしさ加減が薄まります。」
「すみません( ̄▽ ̄;)アハハッ…」
(卑らしさ加減……💧)
背後を歩く私の方にわざわざ振り返りながら
白さんはそう言いました。
白
「私が入手していないアイテムは…
"山まぐろ"です。
これは見つけるのに骨が折れます。
というか…見つけられるかどうか……」
白さんの表情が暗くなります。
「(。・ω・。)?」
(山マグロってなんだろう…
そんなに見つけるのが難しいのかな?
気になるぅ〜)
白
「さんは山マグロをご存知ですか?」
「(・ω・`三´・ω・)」
←顔を横に振り知らないをアピール