第16章 価値観
私は薄目を開け、
様子を伺っています。
(絶対に何かするわ…絶対…)
「👁️👁️」じぃ—
墨くんは、
膨れたお腹を摩りながら
地面に座っている木霊ちゃんのもとに向かいます。
墨
「お腹、いっぱいになって良かったね💚」
木霊
「うん!
お腹いっぱいになったから
お母さんと眠るっ!!」
←木霊ちゃんは私を指差します
墨
「残念💚
それはできないよ( ⌒ ͜ ⌒ )」ニコニコッ
木霊
「えっ?なんでぇ—??」
墨
「それはね💚」
"ドスッ💥"
木霊
「グハッ!!」
墨
「今日からキミは、
その身体を地下のマグマの側で10年乾かされ
僕の箱の老朽化した一部になるからさ💚」
墨くんが木霊ちゃんの胸を
自身の手で貫きました。
「!!」
"ポタッ…ボタッ……ボタボタボタボタッ……"
木霊ちゃんの胸から、
透明な液のようなモノが溢れだしました。
おそらく人間の血液のようなものでしょう…
(さっきまで和気藹々としていたのになんで??
…ん?
…待って……さっきの倫理的にとか
言ってたのはこれ!!?)
私の身体に一気に鳥肌が立ちます。