第14章 管理人のお仕事
その曲を2周ほど歌った頃、
ようやく全てを拾い集め終わりました。
"キュッ、キュッ"
そして骨壷を白い風呂敷で包み、
足が痛いから安定してないけれど
幸い月光で薄ら足元が見えるので
遊歩道へ向かい歩きはじめました。
それは果てしなく感じます。
"ホッーーッ…ホッーーッ…"
(こんなに歩いて来たんだね💦
こっ、怖い(´;Д;`))
いまごろ怖くなってきました。
それでも足を止めずに進んでいたら……
「あっ!!遊歩道—!!やったぁ—!!」
ついに私は遊歩道に出ました。
"ゴトッ…ゴトッ…"
私は遊歩道に出れた事が嬉しくて、
骨壷を地面に下ろすと空に向かって両手を掲げて
声をあげて喜びました。