第13章 あきらめない
墨
「さっ、
飲んだようだしあの木に向かおう。」
「うん。」
審判さんとのゴチャゴチャで向かえなかった
銀色の黄金虫がいた木に向かいます。
"テクテクテクッ…🚶🚶♀️"
墨
「ところで。
その子ずっと連れてるけど知り合い?💚」
(その子…?)
墨くんは私の背後を指差します🫵
「え?誰も連れてない……よ……
Σ(・□・;)ってあなた誰!?」
私のお尻の辺りのポンチョを掴み
私を見上げていました。
赤くて地面に着きそうな長い髪、
赤い瞳…そしてボロボロの薄汚れた白い
ワンピースを着ています。