第12章 琥珀の雨のあと
墨くんの名前を叫ぶと腕は、
原型を留めない審判さんの屍を
箱の中に急いで引き込み始めました。
(なっ、なんか焦ってる……)
沢山頑張って引き込もうとしているようだけど、
審判さんの肩で突っかかっているようです。
"ガタガタガタガタッ…"
「(;´д`)」
(押し入れてあげた方が良いかな……)
"ガタガタガタガタッ…"
「もうっ(๑•ૅㅁ•๑)
食べるサイズは考えないといけないでしょ!!」
〈うぅ———💢!!!
思わずそう叫ぶと、
箱の中から野太い男のキレ声が聞こえてきました。
(ムッ(ㆀ˘・з・˘)!!
親切に教えてあげたのに!!!
なんなの!?この態度!!!)