第12章 琥珀の雨のあと
それから暫く墨くんは擦り続け…
〈審判B———ッ!!
墨
「あっ、遅いけどやっとこさ来たね💚
それじゃ行こっ。」
"サッサッサッサ…"
墨くんは両手に土を掛けると、
漆の成分を擦り落とし私の元に来ました。
「(;´д`)まったく…
手、洗わなくて大丈夫?💦」
墨
「僕の場合はこれくらいすれば大丈夫💚
僕の本体は木で出来てるからね。」
「え!?木!!?」
サラッと驚く事を言う墨くん。
墨
「そうだよー💚
僕の本体はね木の箱なんだよ!
真っ黒の!!
これがまあ—、カッコよくてねぇ!!
全盛期は人から人へ次々と持ち主が変わるくらい
"人気者"だったんだから(๑• ̀д•́ )✧」
(黒い箱??
黒ってカッコイイって言うより…
危険って感じがするけど…)
墨
「いけない、アイツら来ちゃった💚
それじゃ…後はたのむねー。
ごめんだよ!」