第12章 琥珀の雨のあと
「へぇ—、神がねぇ( ⌒ ͜ ⌒ )
どうせこんなくだらないゲームを
見て楽しんでる"程度"のしれた神でしょ?」
審判
「コトリバコ様!それ以上は!!」
審判さんは胸元から鞭を取り出しました。
持つ手は小刻みに震えています。
墨
「キミ分からない?
その程度なら僕にしてみれば楽勝だって言ってんの。
富慈山(仮名)の神とか天照大神とかは流石にギブだけども—」
墨くんはイライラしている時にみせる、
独特な笑顔を浮かべながら審判に反論する。
審判
「そっ…それは脅しと捉えて……」
墨
「脅し?
それってば"キミの意見"だね?
僕はまったく怒ってないし、
"変なこと"も考えてないよ( ⌒ ͜ ⌒ )ニコニコッ
それよりその鞭…
誰に向かって使おうとしてる?」
審判
「…これは………」
"ドサッ"
審判さんは鞭を地面に落としました。