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対 物 性 愛 .
第11章 一網打尽
墨
「なんで正体を正直に話さなかったと言えば、
大好きなに嫌われたくなかったから。
だって聞いたら確実に僕を嫌いになるからね。」
「嫌わなかったよ」
墨
「いや嫌うね。
僕がいったいどれくらいの年月
人間を見てきたと思う?よく言うよ。」
墨くんは私に背中を向け、
木々の合間から微かに見える空を見上げました。
(でも私は……)
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