第10章 ミイラ取りがミイラを取らなかった
私はただただ何も考えずに走りました。
「ハァハァハァ…あっーもうダメ💦」
だけど100メートルもまともな記録を出せない
私には長く走るなんて出来ず、
多分10分走ったところで足が止まってしまいました。
「お水…」
そしてさっき嘔吐してまったせいか、
走ったせいか分からないけれど
猛烈な喉の渇きに襲われ
少し休憩したら水を求めて歩くことにしました。
(あっ!座るのにちょうどいい岩発見!!)
無造作に転がっていた岩に腰を下ろしました。
「ふぅ——。」
静かな森の中で、
何も考えずにぼっ——とするのも悪くないので、
暫く自然を感じようと目を閉じると…