第2章 テコ入れ
AとCが去った後、
Bはコトリバコの捕獲方法を模索している。
B
「コトリバコを真正面から
攫うのは命知らずだな!無謀だ!!
ならば…あの女子(おなご)を利用してはどうだ!」
〈ねえねえ聞いてー!
あの角を曲がったところの
占い屋!すっごく当たるのよ!!
〈もしかして彼とのこと、
占ってもらったの?
B
「ん?」
行き交う人波の中から、
若い女の声がやけに大きく聞こえてきた。
〈そうなのー!
まさかプロポーズを予言されるなんてねぇ!
ホンモノって居ないと思ってたけど居るのよ!
B
「!!」