第7章 あなたと一緒にいると
糸
「坊や坊や〜、
中指と人差し指どうやって切り落とそうかねぇ〜♡」
全身をくねらせてぶりっ子する糸さん。
墨
「そうだね。
ほら、あそこの鋭い鍾乳石の先端…
あれ折ってきてギコギコ切ってみたらどう?
ながーく痛いけど切断できるんじゃない?
たぶん💚」
糸
「いと…自信ないなぁ〜♡
坊やが代わりにやってくれないかい?♡」
←ちゃっかり一人称"いと"にする老婆
墨
「幻滅させるなよクソババア💚
やる前からなに甘えてんの?
自分でしな、向こうで。」
墨くんは少し離れた場所にある、
鍾乳石を指差します。
糸
「そっ、そうだよねぇ〜♡
坊やごめんよぉ、いと…が・ん・ば・る・わ♡
うっほぉ〜〜ん♡」
墨
「いい(娘)ババアだね💚
いってらっしゃい。」
糸
「うん!いと…いってくりゅ♡」
"パタパタパタパタッ"
糸さんは少女のような機敏さで、
鍾乳石の方へ走って行きました。