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三作目 高木雅利

第1章 本編


雅利は、こはねと再会するのだった。

「久しぶりだね」

「そうだね、ねぇ、雅利くん」

「どうかしたの?」

「私の事、どう思っている?」

「えっと…千尋ちゃんや悠里ちゃんも、大切だけど…
こはねちゃんの方が…」

「もっと、大切ってこと?」

「う、うん、そんな感じ…」

「そうなんだね」

「悪いことをしてしまったな…」

「どうして?」

「だってさ、幼馴染二人を差し置いて、
こはねと付き合うのは、なんていうか、
気まずかったというか…何て言うか…」

「そんなことないよ!
雅利くんが、私を選んでくれて、嬉しい!」

「そ、そうかな…?」

「そうだよ!私には、雅利くんが必要だから…」

「しょうがないんだから」

「えっ?」

「だってさ、自分で言うのもなんだけど、
俺って、女の子の友達が多くてさ、
男なのに、男の人と会話したことなんて…」

「そうだったんだね」

「ねぇ、こはねちゃん」

「どうしたの?雅利くん?」

「俺と白石杏、どっちが好き?」

「杏ちゃん…かな?」

「じゃあ、白石杏が、もし、こはねと、
結婚したい、って、言われたら?」

「うーん、どうだろう…?
杏ちゃんは、大切な人だから…結婚したいって思うけど…」

「ふーん、まだ、決まっていないって事?」

「そう…だね」

「なぁ、何か食べに行かないか?
俺が、奢ってやるよ」

「え?」

「こんな話に、付き合わされて、
変な気持ちになったから、何て言うか…
機嫌直しっていうか…」

「ありがとう、じゃあ、何食べる?」

「中華料理でも、食べに行くか」

「うん!中華は、どれも、美味しいから、
つい、沢山、食べちゃうんだ…」

「俺もだ、天津飯と、餃子は、美味いからな!」


二人は、お値段が安くて、味が美味しい、
中華料理店へと、やって来るのだった。

学生でも、手軽に、食べられるような、値段である。


「どれにする?」

「私は、あんあんと、ももまん、かな?」

「じゃあ、俺は天津飯、
餃子二人分頼んで、一緒に食べるか?」

「うん!」

二人は中華料理を食べるのだった。

「天津飯は美味い!」

「そんなに、美味しいの?
じゃあ、今度、食べてみようかな?
雅利くんの好物だよね?」

「うん、そうだよ、食べて見てよ!」

こうして、二人で中華料理を、満喫するのだった。
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