第1章 本編
宍戸真二は、暇そうに、神山高校の文化祭に来た。
すると、瑞希に出会った。
「真二くんも、いるんだね」
「まぁ、暇だからね」
「ボクもだよ、真二くん、
せっかくだし、一緒に回る?」
「おう、いいぜ?」
「あれっ、ここにいるのは…?」
「どうかしたのか?って、彰人?」
「知ってるんだ」
「一応ね、買い物に付き合わされているけどね」
「絵名に?」
「そんなところだ」
「じゃあ、話しかけてみよ!」
「そーなるの?」
「ねぇねぇ、キミ!」
「誰だ、お前は?
真二、お前まさか、姉貴に隠れて浮気か?」
「アホか!そんな訳ねーだろ!
あっ、コイツが、東雲彰人
絵名の弟だよ」
「え?絵名は、俺の姉貴だけど?」
「ホントに?ビンゴー!
真二くんの言う通りだったね」
「彰人も、神山高校 全日制の一年生だぜ?」
「ご説明どーも
それで、真二、こいつ、浮気相手なの?」
「違う、コイツは、暁山瑞希
まぁ、俺の友達って、ところかな?」
「だいたい、そんな、感じだよ」
「隣にいるのは?」
「青柳冬弥だ」
「冬弥くん!彰人くん!
よろしく!」
「あっ、そう言えば、絵名は、どこだ?」
「そうそう!ボクも、それが、聞きたい!」
「姉貴の事なんか知らねぇよ、
どーせ、家で寝ているんじゃねぇのか?」
「そっかー」
「体育館で、何かしてないかな?」
「だったら、一緒に来たらどうだ?
もうすぐ、俺の先輩が、演劇をやるから、
観に行こうと思っているんだ、
よければ、一緒にどうだ?」
「まぁ、いいけど?」
「劇とか、あんまり見ないし、見に行こうかな?」
「彰人と真二は?」
「俺は構わないが?」
「アイツの演技か…別にいいけどな…」
「やったー!それじゃあ、さっそく、レッツゴー!」
四人は体育館に向かい、
俺達は、司のステージを観るのだった。
瑞希と冬弥は、司のステージに目をキラキラさせて、
感動している様子だった。