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【呪術廻戦】五条悟の奥様は離婚したい【R18】

第12章 お互いのパートナーを決めましょう


悟はどんな気持ちでそう言ったのだろう。




彼の事は何でも分かっている気持ちでいた。




こんな風に離婚を拒んで、懇願するように囁く悟を。

誰が想像出来ただろう。




初めから。

虚構でも構わないから。

今の様に愛を囁いてくれていたなら。




私は結婚生活を続けていただろう。




馬鹿で無垢だった自分を。

悟なら簡単に懐柔出来たのに。




悟は変なところで律儀だった。




虚構の世界でしずくを懐柔する事より。

現実を見せて、それなりの生活を保障してくれた。




愛を与えられ無い自分の妻に。

悟なりの礼義だったのかもしれない。




自分はしずくには嘘を付かない。

その代わりにこんな自分を受け入れて、ずっと側にいて欲しい。




聞いたことの無い彼の気持ちを代弁するなら、こんな気持ちなのだろう。




不器用で。




素直で。




しずくに嘘を付かない。




不器用な私の夫を。








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