第55章 2024年4月5日
サウナから…隣の
バスルームに一緒に移動して
港斗君が自分の…頭から
冷たいシャワーを浴びていて。
『巴さんも…どうですか?
冷たいシャワー…生き返りますよ?』
「わ…私は…大丈夫…
サウナから出て、新鮮な
空気吸ったら…生き返ったから…。
でも…汗掻いたから…
身体は綺麗に洗いたい…かな…?」
ジェットバス…の湯船には
お湯張りが出来ているが
身体を綺麗にしてないのに
綺麗なお湯に浸かるのは忍びないし。
これから…また汗を掻くとは言え
サウナで汗を掻いた分は…
1回…綺麗に…したいと言うか
頭と身体…洗いたいし…な…。
そう…思いながら…巴が
ちらっと…冷たいシャワーを
頭から浴びている港斗の方へ
自分の視線を移すと…。
彼の…鍛えられた筋肉質な身体に…
シャワーの水が当たって
身体を伝う…様子も…
肉体美…が…強調される感じで…。
自分の…彼氏さん…なのだけども、
港斗君は…私なんかの彼氏を
して貰ってて良いのだろうかと
思ってしまう程に…
イケメンさんだなぁって。
『……ん?あ、…巴さん…も
シャワー使いたい…ですよね?
すいません…、独り占めしてて…』
私が…見てたのが…
シャワーが使いたくて
見てたと…思った様で。
温度を…水の方かから
お湯の方へ調整してくれて
シャワーヘッドを彼が
こっちの手に握らせて来るので
そのまま彼の手から、ヘッドを受け取った。
「確かに…シャワーは…
汗流したかったし、
浴びたかったんだけどね…
私の…彼氏さんは…イケメンだなぁって
そんな風に思ってただけだよ…」
『…今日は 何の
…サービスデーですか??
じゃあ…お礼に…、
今夜はベッドの上で
…巴さんを…僕は
褒めちぎる感じのお返しで良いですかね?』
ニコニコとしながら
彼がこっちにそう言って来て。
その視線から逃れるように
巴が自分の視線を逸らせると
自分の髪の毛をシャンプーで洗って
トリートメントを済ませると
備え付けのボディソープで
自分の身体を泡で洗って
シャワーでその泡を洗い流す。
こっちが…洗い終える頃には
彼も…自分の頭を身体を洗い終えていて。