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12歳年下の彼に溺愛される話

第38章 ネイチャースタジオ




『良いですね…、こう言うの…。
京都にでも来た気分ですよね』

「なんか…赤穂の方に
色んな水琴窟が楽しめる場所が
あるって…聞いた事あるよ?」

そんな話を前に
職場の人が赤穂に牡蛎を
食べに行った時に行ったとか
話していたのを思い出して。
巴がその話をすると。

彼が赤穂の水琴窟がある場所を
調べてくれて、桃井ミュージアムと言う
幻の陶芸である雲火焼(うんかやき)を
復元するに至った経過や、
実際の雲火焼きを展示している
私設のミュージアム…だと
彼が桃井ミュージアムの事を調べてくれて。

お庭に…色んな水琴窟があるんだけど、
足湯になって居たりとか、
テーブルになっていたりとか
手洗い…になってたりとか…。
他ではあまり見ない感じの
ユニークな水琴窟が楽しめる様で。

『斬新な…水琴窟が楽しめそうな
場所ですね、桃井ミュージアム…』

斬新どころか責めすぎなのか
水琴窟推しなのかは謎だけど。

ちょこまかと動き回る
カワウソの兄弟とは
対照的に…全然動かない
ナマケモノを…見たりして。
みなとやま水族館を後にした。

『あの…円形のプール…で
ニジマス釣りが出来るんですね』

水族館の目の前に…円形の…プール
になっている部分があって魚が泳いでる。

水族館の入口の横で
ニジマス釣りの受付をしていて。
1500円で竿を借りて、
そのレンタル代の中に
ニジマス2匹が含まれてる感じだ。

ニジマスは…3匹目からは
500円で買い取りの形で、
釣ったニジマスは
アウトドアカフェで…
調理をしてくれて
揚げたてのニジマスを
ハーブソルトで頂けるのだそうで。

『巴さん、
釣りましょうよ、ニジマス』

「う、うん…良いけど…」

彼がニジマス釣りの受付を
そのまましに行ってくれて。
円形のプールは、
整理券の番号で区切られているので
自分の場所で釣る事が出来る。
港斗君が竿を2本レンタルしてくたので、
釣った魚を入れるバケツを持って、
一緒に円形のプールの方へ移動する、
エサは魚の切り身みたいな感じで
適当なサイズにちぎって使うらしい。

前に城崎マリンワールドで
アジ釣をした時みたいに
入れ食いなのかと…思いきや。


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