第30章 2024年2月2日から2月3日
可愛いくてお洒落な内装の
店内でゆっくり寛げて
時間制限もなくて、
美味しいパンも食べ放題で。
コーヒー紅茶カフェオレも
お代わりし放題だし。
クローネと…、デザートのプリンと
ソフトクリームまで頂けて。
このお値段なんだったら、
ここのランチも人気になるよなぁって。
ついついパン…美味しくて
食べ過ぎちゃって…苦しくなりつつ。
ケーニヒスクローネのくまポチ邸を
後にして、腹ごなしがてら…に。
ウロウロと…神戸の中華街の
南京町を目指して、7~8分程歩いた。
そのまま南京町をブラブラして、
中央の広場の所には
相変わらず…肉まんを求める
お客さんの行列が出来ていて。
『老祥記の行列はいつも通りですね。
今は…パンでお腹いっぱいですけど、
後で…肉まん買って帰りませんか?』
南京町でも老舗の肉まん屋さんを
横目に見ながら、港斗が
自分以外の3人に声を掛けて来て。
「持ち帰りもできるし…、
お腹に余裕があったら…
食べ歩きにも丁度いいサイズだもんね」
『そうですね…、老祥記の肉まん
小林サンも…買いますか?』
葵が小林にそう声を掛けると。
『……う…ん…ッ、買おうかな…』
『…と言う事なので、
後で寄りましょうね!
その前に…ちょっと
行きたい場所があるんです』
動物アレルギーありませんか?と
葵がこちらに確認して来て。
私と港斗君と顔を見合わせて
動物にアレルギーは無いと伝えると。
『小林サンが…猫ちゃんが好きだって
前にお話した時にお聞きしたので、
可愛い猫ちゃん達に今から、
癒やされに行こうかなって』
葵ちゃんの案内で、南京町から
歩いてちょっとの元町商店街にある
””ねこまみれ”と言う猫好きには
名前からしてテンションが上がりそうな。
そんな名前のネコカフェについた。
『ここの猫カフェは、
猫ちゃんの抱っこも出来るんですよ~。
実家に…うちも猫ちゃん居るんですけど、
アパートはペット禁止なので…』
ねこまみれの中に入ると、
居るわ居るわ、猫、猫、猫。
『猫、めっちゃ居ますよ、巴さん』
と…、至る所に猫ちゃんが居て。
人より猫がいる…状態だった。